今後の公的年金不安を考え、401Kの導入を検討していますが、預け先が倒産しても資産はきちんと守られるのでしょうか?
401Kは税金の優遇もあり、60歳まで資産が引き出せないなど公的年金の減少が明らかな現在、老後の資産運用には適した制度です。ただ、せっかく預けている資産がどのように管理されているのかは確かに不安ですよね。
これについては、401Kがどのような仕組みになっているかを見ていただければ解りやすいかと思います。
401Kは次の3つの機関があり、それぞれの役割を持っています。
■運営管理機関:
さまざまな金融商品を提供してくれるところです。機関といっても公的なものではなく、民間企業特に金融機関が重荷その役割を担っています。郵便局でも扱っています。
いろいろな商品を用意し、加入者に提供してくれます(運用関連業務)。ただ、特定の商品につ
いて推奨 することは出来ません。よって自分が加入している商品以外の商品も取り扱ってい
ます。
また、
もうひとつの役割として記録管理業務があります。加入者の口座の管理、運用指図の取りまとめ
年金や一時金の受け取り申請の受付、裁定を行います。
■資産管理機関:
資産管理機関はその名の通り加入者の掛金を管理してくれる機関です。信託銀行等がその役割を担っています。
会社や運営管理機関から独立した機関が資産を管理することによって効果的な資産管理が可
能となっています。これにより、万一運営管理機関や会社に何かあった場合でも加入者の資産
はきちんと保障してもらえるのです。
資産管理機関では事業主から掛け金を預かり、運営管理機関からの指示に基づき資産を振り
分けます。年金や一時金の支払いをするのもここです。
■運用商品提供機関:
運用商品提供機関はさまざまな商品を販売する機関であり、主に銀行・証券会社・保険会社などが該当します。
*当社では「SBIベネフィットシステム株式会社」を運営管理機関とする401K導入支援代理店として、導入にあたり、従業員への説明と導入前、後における社会保険料のシミュレーション、401K許認可の代行、退職金規程の作成、導入後のインターネットによる制度運営支援をさせていただいています。